平成27年11月2日~4日
展示会名

「恵比寿と鯨山」 実物大制作にはずみ

 今年の唐津くんちは、天候に恵まれました。11月2日の日中は曇り空でしたが宵曳山には支障なし。3日、4日は晴れとなり、3日の人出は27万人と唐津市は発表していました。
 「全国唐津っ子連合」は、今年も大手口センタービル3階の会議室を借り切り、2日から4日までの3日間、「記憶に残そう『幻の曳山』展・第3弾」を開催しました。

多数の来場者

 展示品は昨年の第2弾と同様、「黒獅子」「らんちゅう」「恵比寿と鯨山」の3点(らんちゅうは日替わり)の予定でしたが、進藤さな氏制作の「セミ鯨」模型(「恵比寿と鯨山」の鯨はナガス鯨)の特別出展にともない4点となりました。呼子沖で捕られていた鯨はセミ鯨が多かった、という話を反映したものです。 来場者は延べ約500人で、昨年の約半数となりましたが、「制作開始」と告げる11月1日付新聞の折込チラシに興味を持って来られた市民が多かったようです。中には、呼子鯨組会長・八幡崇経氏、松浦漬社長・山下善督氏、鯨山制作の発信元の子息・14代中里太郎右衛門氏、新町正円寺元住職・龍渓顕雄氏、肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会・田中秀樹氏なども来場されていました。

ナガス鯨模型
ナガス鯨の曳山

 今回の展示会では、「恵比寿と鯨山」の制作開始ということもあり、2台の鯨山であるナガス鯨とセミ鯨とを比較することがメインテーマとなり、アンケートでは、それぞれの鯨について感想を書いてもらいました。しかし、ナガス鯨は曳山の形をとっていますが、セミ鯨は置物の形をとっていて、しかもナガス鯨は漆塗りであるのに対してセミ鯨は石膏粘土製でアクリル塗料の塗装だったため、比較する対象としては異質過ぎ、無理があったかもしれません。
 とは言え、書いていただいた感想をまとめると、ナガス鯨については、黒い漆の色、鯨の重量感と迫力、すっきりした形がプラス評価される一方、シンプルすぎる、暗いイメージ、華やかさがない、などのマイナス評価がありました。口を開くなど動きをつけるとか、尾をもっと立ててコンパクトにする、などの要望が書かれていました。
 セミ鯨については躍動感と迫力とともに、体にまとわりついたコバンザメの存在がプラス評価を得た一方、リアル過ぎる、などのマイナス評価とともに、愛嬌のある形にデフォルメして欲しい、という要望がありました。

セミ鯨模型
セミ鯨の模型
 全国唐津っ子連合としては、実物大の鯨山を制作するにあたっては、呼子沖ではセミ鯨が多かったことを踏まえ、ナガス鯨ではなくセミ鯨を曳山にした場合の模型を、アンケートのご意見を参考にしながらもう一度作製し、それをもとに実物大の制作にとりかかることにしました。
 まず西城内の土地(現・曳山展示場の裏手)に作業小屋を建てて、来年3月から制作に着手します。制作中の作業は、時期と時間を決めて公開し、作業によっては興味のある方に参加してもらうことも考えています。ご期待ください。

 ところで、この展示会でよく受けた質問は
 「この鯨山んできたら唐津くんちで曳くとですか」
 「この鯨山はどこん町が曳くとですか」
のふたつでした。
 この鯨山を引き受け維持管理していただける町が曳くことになりますが、今のところそれは決まっていません。呼子町の有志の方々が興味を持たれていますが、まだ正式に決定したわけではありません。そして、唐津くんちに曳くかどうかについては、この曳山を維持管理していただける町の意向に委ねたいと考えています。

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